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数値に弱いサラリーマンの少額株式投資

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つみたてNISA対応 フィデリティ・米国優良株ファンド つみたてNISA用アクティブファンド。S&P500をベンチマークにしているが、銘柄が個性的で興味深いファンド

つみたてNISA対応のアクティブファンド

 ”フィデリティ・米国優良株ファンド” 

 

を調べてみました。

 

 

つみたてNISA用の投資信託

 

2018年1月から始まるつみたてNISAの投資信託は、大きく分けると、インデックスファンドとアクティブファンドに分けられますが、

 

フィデリティ・米国優良株ファンドはアクティブファンドです。 

  

1.フィデリティ・米国優良株ファンド

(フィデリティ投信)

  1998年4月1日設定

  3年 25.79%、5年 120.34%

  (S&P500配当込み 3年 28.29%、5年 110%)  

 

 

 

 

 

フィデリティ・米国優良株ファンド

1 フィデリティ・米国優良株ファンドの商品概要

フィデリティ・米国優良株ファンドの商品概要 基準価額、純資産合計、リターン、信託報酬などの一覧表

 

国外株式型。

信託報酬 1.6092%。

純資産 211.1億円。

基準価額 21450円。

リターン

 1年間:18.96%

 3年間:25.79%

 5年間:120.34%

 設定来:114.50%

  

2 フィデリティ・米国優良株ファンド  

ファンドの目的

ファンドは信託財産の成長を図ることを目標に積極的な運用をおこないます。

 

3 フィデリティ・米国優良株ファンドの特色

特色1

 

米国の取引所に上場(これに準ずるものを含みます)されている株式を主要な投資対象とします。

 

 

特色2

 

個別企業分析により、国際的な優良企業や将来の優良企業に投資を行います。

 

特色3

 

個別企業分析にあたっては、米国および世界の主要拠点のアナリストによる企業調査結果を活かし、現地のポートフォリオ・マネージャーによる”ボトム・アップ・アプローチ”を重視した運用を行います。

 

特色4

 

ポートフォリオ構築にあたっては、分散投資を基本とし、リスク分散を図ります。

 

 

特色5

 

株式組入比率は原則として高位を維持します

 

特色6

 

原則として外貨建資産の為替ヘッジは行いません

 

特色7

 

”ファミリーファンド方式”により運用を行います

 

特色8

 

米国な代表的な株価指数であるS&P500(税引き前配当金込/円ベース)をベンチマーク(運用目標)とし、長期的にベンチマークを上回る運用成績をあげることを目標とします。(ベンチマークとの連動を目指すものではありません)

 

 

グローバルな企業分析

 

企業活動のグローバル化が進み、企業の成長性などの差が広がる中、その企業だけの調査では十分ではありません。仕入れ先や関係会社の調査はもちろんのこと、グローバルネットワークを活かして、世界中の競合他社との比較も行います。

 

フィデリティ・米国優良株ファンドのグローバルな企業分析の説明地図と詳細説明

 

 

運用実績の推移(純資産額と基準価額)グラフ 

 

フデリティ・米国優良株ファンドの運用実績推移のグラフ(ベンチマークとの比較)(純資産額と基準価額)

 

業種別比率の比較

 

フィデリティ・米国優良株ファンドの業種別比率の上位5位(%)

 

1 ソフトウェア・サービス(12.1%)

2 資本財(8.5%)

3 ヘルスケア機器サービス(7.3%)

4 銀行(6.9%)

5 医薬品(バイオテクノロジー、ライフサイエンス)(6.7%)

 

上位5位までで 41.5%

 

S&P500(ベンチマーク) の上位11業種

 

1 情報技術(ソフトウェアサービス)(23.76%)

2 金融(14.78%)

3 ヘルスケア(13.84%)

4 一般消費財・サービス(12.2%)

5 資本財・サービス(10.26%)

6 生活必需品(8.2%)

7 エネルギー(6.07%)

8 素材(3.0%)

9 公益事業(2.93%)

10 不動産(2.89%)

11 電気通信サービス(2.06%)

 

上位5業種で、74.84%を占める。

 

組入銘柄の比較

 

フィデリティ・米国優良株ファンドの組入上位5位

 

1 アップル(4.4%)

2 アルファベット(グーグル)(4.1%)

3 ベクトン・ディッキンソン(ヘルスケア機器・サービス)(2.5%)

4 アマゾン・ドット・コム(2.3%)

5 ダナハー(ヘルスケア機器・サービス)(2.3%)

6 ビザ(2.2%)

7 インテル(1.9%)

8 セールフォース・ドットコム(ソフトウェア・サービス)(1.8%)

9 シティグループ(銀行)(1.8%)

10 ブロードコム半導体半導体製造装置)(1.8%)

 

上位10銘柄で、25.1%を占める。

 

S&P500(ベンチマーク)の上位10銘柄

 

1 アップル(3.81%)

2 マイクロソフト(2.89%)

3 アマゾン・ドット・コム(2.3%)

4 フェイスブック(1.84%)

5 バークシャーハサウェイ(保険)(1.67%)

6 ジョンソンエンドジョンソン(1.64%)

7 JPモルガンチェース(銀行)(1.63%)

8 エクソンモービル(エネルギー)(1.55%)

9 アルファベットクラスC(グーグル)(1.38%)

10 アルファベットクラスA(グーグル)(1.38%)

 

上位10銘柄で、20.06%を占める。

 

 

全体的な所感

フィデリティ・米国優良株ファンドは、この2018年4月で20周年になる、長い期間運用され、純資産を少しずつ増大させてきたファンドです。

S&P500の上位10銘柄は、情報技術、ソフトウェアが非常に目立ちますが、当フィデリティ・米国優良株ファンドはヘルスケアや半導体半導体製造装置などが目立ち、より成長の高い銘柄を組み入れて、S&P500のベンチマークを越えようという意気込みが感じられます。

アクティブファンドは、信託報酬が高くなる傾向があり、(フィデリティ・米国優良株ファンドでは1.6092%)、最終的にインデックスに負けることがあるのですが、どうでしょうか。

つみたてNISAは、20年間の長期の非課税期間がありますので、これまで20年間運用続けてきた実績もあり、大変興味深いです。

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。楠木山人。