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数値に弱いサラリーマンの少額株式投資

米国株式、投資信託、日々の生活などについて発信します。



ねんきんネットの情報は、実際に支払っている額の半額しか記載されていない大問題。年金崩壊の現実。

 

1 ねんきんネットで情報を確認

 

参院選の争点になっている年金について調べてみました。

管理人自身の年金情報を入手しました。

 

まず、年金情報は、インターネットのアクセスが容易ですが、その情報にアクセスするためには、ユーザIDを発行の手続きが必要です。

 

  1. ねんきんネットを検索
  2. 基礎年金番号を入力
  3. アクセスキーがあれば入力。ユーザIDを即時発行。
  4. ない場合、あるいは期限切れの場合は、画面の操作に従って、基礎年金番号、氏名、生年月日などを入力。パスワードの決定と、秘密の質問の答えを入力。
  5. 申し込みから5営業日前後で、親展はがきが届く。
  6. はがき到着後、ねんきんネットを再度検索する。
  7. はがきのユーザIDとパスワードを使って、自分のねんきん情報にアクセスし、各項目を確認。

 

という手続きをすると、自分自身の年金情報にアクセスできるようになります。

 

2 自分の年金情報を確認

 

自分自身の年金情報が細かに記録されています。これまでのねんきん定期便で確認してきたとおり、未納、記録漏れはありませんでした。一安心。

 

3 勘違いしやすい書き方に不信感

 

会社員などが加入する厚生年金は、労働者(加入者本人)と、雇用者(会社)の労使折半で厚生年金を納めています。

 

ところが、ねんきんネットの記録には、労使の使、つまり、雇用者が折半で年金として納めている金額がどこにも記録されていません。

つまり、一見すると、年金保険料として国庫に納めている金額の半分しか、記録されていません。

これは、自分(労働者支払い分と、雇用者の支払い分の合計)の保険料として納めている年金保険料の半分が、意図的に、うやむやに記録(印象付け)されないようにしているとしか思えません。

これは、勘違いを意図的に誘発するような書き方で、不信感を感じます。

 

この被保険者負担額しか記録しないという印象操作により、支払った年金が(管理人の場合は)14年程度で元が取れるようにみえますが、実際支払っている金額(労使の合計分)から考えると28年以上かかり、65歳から受取を開始すると、65+28=93歳以上まで生きてようやく元が取れることが、本当の事実です。

 

年金で支払った分の、元が取れる取れないの論議は、様々な考え方があり、一概にこれが正しいという見解がないのはわかりますが、ミスリードをあえて誘発させるような記載方法で書かれていることに関して、日本年金機構が、年金問題大きな一側面の批判を最初からかわそうと、意図的に記載することにあえてしているようです。

 

この部分がわかっている政治家がいると思うのですが、記載方法が焦点になっていないことは不思議に思います。

 

法律上、また、実際のところ、労使折半でおさめているので、その合計の支払い分を書くべきだと思いますが、大きな不信点です。

 

企業の場合、労使折半の使の方も、元はと言えば自分のお金の一部ですが、公務員の場合、どこの誰が納めたかわからない税金から出ているので、このことが分かっていても、大っぴらにしなくても、損がないと言うことでしょうかね。

会社員はいいように騙されているようで納得がいきません。

 

不信の一言です。

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。楠木山人。