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【再生エネ アジアで拡大】!!5年で倍増。中・印の伸び大きく

1 再生可能エネルギー アジアで拡大

 

5年で倍増 中国・インドの伸び大きく

 

再生可能エネルギーの導入がアジアで急拡大している。国際再生可能エネルギー機関(IRENA)の調べによると2017年末の発電容量は5年でほぼ倍増。世界全体の伸び率の5割を大きく上回った。太陽光発電を推進する中国やインドの伸びが大きい。環境意識が強い欧州などに加えアジアでも採用が増え、世界で再生エネの存在感がいっそう高まりそうだ。

 

2017年末の再生エネの発電容量は21億7900万キロワットだった。発電方式別では水力が53%、風力が24%、太陽光が18%と続く。太陽光の構成比が過去5年で約2.6倍となり、伸びが大きい。

 

牽引するのが中国で、太陽光が5年で36倍に増えた。2013年に再生エネを高い価格で買い取る制度を導入して大気汚染の一因とされる石炭火力発電を抑制。太陽光発電施設の新設が相次ぎ、中国資本の太陽電池メーカーも育った。

 

太陽光発電はパネルの価格下落で発電コストが5年で約半分に下がったうえ、「風力ほど設置や運営のノウハウが要らない」。中国では2017年も2016年に比べ68%増えるなど増加率は高水準が続く。水力発電も過去5年で36%増えた。

 

足元で再生エネの導入が急速に進んでいるのがインドだ。2017年の増加率は18%と、2001年以降で最高となった。ソフトバンクグループが合計2000万キロワットの再生エネ発電所を建てる計画を掲げ、2017年4月に一部設備が稼働した。日本では過去5年で2.1倍に増えた。増加分の96%が太陽光だ。

 

発電容量の地域別構成比はアジアが42%、欧州が24%だ。欧州も過去5年で30%増えたが伸び率はアジアより低かった。

 

国際エネルギー機関(IEA)によると、再生エネが世界の総発電量に占める比率2016に24%に高まった。2040年には再生エネの発電量が2.6倍に増え、総発電量の40%に高まると見ている。

 

アラブ首長国連邦UAE)やサウジアラビアなどでは100万キロワット以上の太陽光発電施設「ギガソーラー」が相次いで建設されるなど、石油依存からの転換を急ぐ中東でも再生エネの普及が加速している。

 

所感

日本は再生可能エネルギー(再生エネ)では、中国、インドの後塵を拝しているようです。

再生可能エネルギー開発、進展の出遅れは、日本の進み方を表しているようです。

すなわち、日本政府は、あるべき姿を考えて、考えた目標に向かって国を作っていくと言うことが出来ず、現状の延長でしかものごとを考えられなかったり、また、すぐに産業界に意見を聞いて、産業界が達成出来そうな範囲で、あるいはまた、圧力団体である企業、団体などの言いなりになる傾向が多々見受けられます。

また、継続的な支援、施策が苦手で、その年だけ、あるいは数年間だけの補助金をだして、お茶をにごすことがよくあります(管理人の知っている範囲は、子育て支援がその例)

日本政府は、世界全体での立ち位置は、まだ、米国に次ぐ2番手と思っているようですが、実際は、技術、資金、人材とも、既に中国に完全に追い抜かれてしまっていることを認めたくないようです。認めたくない気持ちも分からなくはないですが、他我の力関係も分からなくなってしまっているようでは、孫子にもあるように、必ず痛手を負います。力、金のあるうちにもっと有効に使えばいいものを、と思います。

 

 

最後までおよみいただきありがとうございました。楠木山人。