page contents

数値に弱いサラリーマンの少額株式投資

米国株式、投資信託、日々の生活などについて発信します。



【衝撃】2050年にむけてのエネルギー大転換!!エネルギー革命が起こす!!国際再生可能エネルギー期間発表!

 

 

1 再生可能エネルギー機関(IRENA)の報告書から

 

 

再生可能エネルギー機関(IRENA)の報告書は、衝撃的なものがあります。

 

今回は、2018年4月17日(火)のレポートです。

 

「ほんまかいな??」と思わせます。

 

1 地球温暖化を2度以内に抑えるには再生可能エネルギーは最低3分の2必要

 

ベルリン、ドイツ、2014年4月17日

国際再生可能エネルギー機関(IRENA)の長期的な再生可能エネルギー見通しの最新レポートから。

 

パリ気候協定のエネルギー関連排出削減ニーズを満たすためには、世界的な再生可能エネルギー採用のスピードを、少なくとも6倍以上に上げることにより、地球温暖化を2度に抑制できる可能性がある。

 

2050年までに世界経済は1%増加するが、大気汚染の減少による健康上の利益や、気候変動の影響の減少など、GDPには反映されないが、現在のエネルギー使用状態の継続にくらべて、健康、福祉が改善されるなど、目に見えない効果が15%増加する。

 

IRENAディレクターのアミン氏は、「気候変動の影響が最も大きくなるのを避けるために、世界のエネルギーを速やかに脱炭素化する場合、再生可能エネルギーは2050年までに全エネルギーの少なくとも3分の2を占める必要があります。」

 

「エネルギー源の変革は気候目標を支持するだけでなく、世界中の社会的経済的成果を支え、何百万人もの人々をエネルギー貧困から解放させ、エネルギーの独立性を高め、持続可能な雇用の促進を促す」

 

「低炭素技術への投資を増やし、地球規模の開発パラダイムを、希少性、不平等性、競争力のいずれかから、私たちの生涯の中で共有する繁栄のものに転換する機会があります。それは、強力な政策を採用し、資本を動員し、エネルギーシステム全体でイノベーションを推進することによって、後戻りしない必要がある機会です」

  

2 再生可能エネルギーとエネルギー効率の改善は劇的にCO2排出量割合を減少させる

 

2050年時点でのCO2排出量

現在の軌道 35ギガトン/年
低炭素化推進の場合 9.7ギガトン/年

再生可能エネルギーとエネルギー効率の改善は劇的にCO2排出量割合を減少させる

 

3 再生可能エネルギーはセクターを横切ってエネルギー消費を変換しうる

 

2050年時点での再生可能エネルギーのシェア

現在の軌道 25%
低炭素化推進の場合 65%

再生可能エネルギーはセクターを横切ってエネルギー消費を変換しうる

 

4 低炭素化エネルギーは数百万人の再生可能エネルギーに関連する雇用を創出しうる

 

2050年時点での再生可能エネルギー関連全体の雇用

現在の軌道  1490万人の雇用
低炭素化推進の場合  2884万人の雇用

 

うち太陽光発電関係の雇用

現在の軌道  433万人 
低炭素化推進の場合  1185万人 

 

うちバイオマスエネルギーの雇用

現在の軌道  583万人 
低炭素化推進の場合  1128万人 

 

低炭素化エネルギーは数100万人の再生可能エネルギーに関連する雇用を創出しうる

 

5 気候の目標(1900年からの気温上昇2度以下の抑制??)達成のために、再生可能エネルギーへの投資は2050年までに120兆ドルへ30%の上積みが必要

 

再生可能エネルギーへの投資上積みが必要。120兆ドルへ30%の上積み

 

2 再生可能エネルギー投資 2017年は3435億ドル

 

ブルームバーグ・ニュー・エナジーファイナンス(BNEF)より

 

2018年1月16日のレポート抜粋

 

主な国別投資額集計

中国

全般的に、中国のクリーンエネルギー技術への投資額は1326億ドルで、24%増の記録を達成しました。

米国

トランプ政権が、再生可能エネルギーへの関連発言が低いにもかかわらず、566億ドル。2016年から1%投資額が増加。 

日本

日本は2017年の投資が16%減の234億ドル。

欧州各国

欧州全体では574億ドルを投資し、前年同期比で26%減少しました。

ドイツは政策支援の変更に伴い26%減の146億ドル。

英国は56%減の103億ドルとなった。

豪州

大規模な風力発電太陽光発電プロジェクトの融資により、オーストラリアは150%増の90億ドル。

メキシコ

メキシコは516%増の62億ドルとなりました。

 

3 所感

 

国際再生可能エネルギー機関(IRENA)の刺激的なレポートを引用しました。このレポートで刺激的と感じる時点で、すでに、思考が保守的すぎるのかと感じました。

気候温暖化を抑制するためには、いわゆる、低炭素社会への転換が必要です。エネルギーの大転換が起こることでしょう。雇用創出のグラフが出てきますが、産業創出が起きることでしょう。

 

2017年の再生可能エネルギー関連の投資は、中国が全世界の4割弱を占めており、目を離せない状況です。管理人は、米国以外にも、遅ればせながら、中国(上海総合、ハンセン)の動向もチェックしていきます。

 

IRENAについて

 

国際再生可能エネルギー機関(IRENA)は、持続可能なエネルギーの未来への移行を支援する政府間組織であり、国際協力優秀拠点、政策、技術、資源、金融の倉庫の主要プラットフォームとなっている再生可能エネルギーに関する知識 。IRENAは、持続可能な発展、エネルギーアクセス、エネルギー安全保障、低炭素経済成長と繁栄を追求する際に、バイオエネルギー、地熱、水力発電、海洋、太陽光、風力エネルギーを含むあらゆる形態の再生可能エネルギーの普及と持続可能な利用を促進する。

 

170以上の加盟国が積極的に関与しているIRENAは、再生可能な資源と技術を持続可能な未来への鍵として促進し、各国が再生可能エネルギー潜在力を達成するのを助ける。

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。楠木山人。