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数値に弱いサラリーマンの少額株式投資

米国株式、投資信託、日々の生活などについて発信します。



株式投資のやさしく、素直な考え方。株式投信(ファンド)の少額からの始め方。

1 株式投資を始めてみよう

 

 

1 そもそも投資で損することが嫌いなのはなぜか?

 

株式投資で損することが嫌な方はいますか?

それは、正常な反応です。損することが好きな人は誰もいません。

 

それは、以下の引用からも簡単にわかります。

 

日本経済新聞社刊の

「賢いはずのあなたが、なぜお金で失敗するのか」

ゲーリー・ベルスキー、トーマス・ギロヴィッチ 著、2000年発行)

 

という本に面白い例が書かれています。

 

1 あなたは1000ドルをもらった上で、二つの選択肢を提示されたと想像してほしい。

  • Aの選択肢では、更に500ドルもらえることが保証されている。
  • Bの選択肢では、コインを投げるチャンスが与えられる。表が出れば、更に1000ドルもらえるが、裏がでればそれ以上何ももらえない。

 

あなたはどちらを選ぶだろうか?

 

2 今度は、2000ドルもらった上で、二つの選択肢を提示されたと想像してほしい。

  • Aの選択肢では、500ドルを取り上げられてしまう。
  • Bの選択肢では、コインを投げるチャンスが与えられる。表がでれば、1000ドルを取り上げられてしまうが、裏が出れば1ドルも取り上げられないで済む。

 

あなたはどちらを選ぶだろうか?

 

研究が示すところに従えば、

1 あなたは第一のシナリオでは、Aの選択肢(確実な500ドルの利益)

 

を選ぶが、

 

2 第二のシナリオでは、Bの選択肢(1000ドル損するか全く損しないかの五分五分の可能性)

 

を選ぶはずだ。

 

 

確率から言えば、1、2共に、A、Bの期待値は同じです。

しかし、そこでは、損失を避けようとするときには危険をいとわず、確実な利益を手にできる機会にはより慎重になることが、示されています。

これは、「ウェーバーの法則」という心理学原理によって説明されます。

 

つまり、誤解を恐れず一言でいえば、大体の人間は、確実な損失が嫌いなのです。

 

2 投資は不要なのか

 

将来の資産形成に不安を持っているが、どうしたら増やすことができるかわからない人がいます。また、中には、「人生は金じゃないよ。満足だよ。」と忠告してくれる親切な方もいます。

 

しかし、管理人は資産形成が重要だと考えています。

 

とは言うものの、定期預金でも、0.01%だったりするこのご時世です。簡単に資産を増やすことは方法は限られています。預貯金ので資産を形成することは非常に難しいと言わざるを得ません。

 

1 お金を手に入れる方法

 

それでも、資産を築くにはお金を稼ぐ方法はないわけではなく、

 

ギャンブル系

  • 宝くじで大当たりをする
  • 競馬、競輪、ボートなどで大当たりをする
  • 予想外の遺産が転がり込んだ
  • 先祖代々の骨董品(壺など)を鑑定すると、非常に高額で売れた
  • 新しい場所に引越しをしたら、元の住居が非常に高く売れた

 

より確実度が高い方法

  • 自分の労働(雇われる)により、少しずつ資産を形成する
  • 不動産投資をする
  • 事業を立ち上げる。事業を成長させる。
  • 人を雇い、それぞれの専門性を活かして、さらに大きなコトをする。

 

など、思いつくままに書いてみました。できそうなもの、実現の可能性が低いものもあります。

 

2 資産形成の実現性はどうだろうか

 

上記のうちで、最も確実なのは、「自分の労働により少しずつ資産を形成する」です。

その方法で十分だと思われる方は、その方法で資産形成を継続することが、確実で、継続性があり良いと思われます。

 

さて、そうは言いながらも、投資の利益を得たいと言われる方もいるでしょう。管理人もそうです。

 

しかし、預貯金のみで資産を100%保持していると、インフレ(マーケットの海賊と恐れられている)により、実質の価値は下がっていきます。

 

  1. 現金ストックのみの場合は、インフレの影響を大きく受けます。
  2. 現金が一定のフローで入ってくる場合は、インフレの影響がより少ないです(年金、給与など)。

 

3 株式投資はダントツの収益率を誇っている

 

ここで、考えていただきたいのは、

 

ジェレミー・シーゲル著の「株式投資の未来」(p195)に出てくる有名なグラフですが、

 

     実質トータルリターン指数(1802年から2003年)

「インフレ、株式のリターンの比較図」の画像検索結果

 

上記グラフは、米国の例ですが、200年間で、当初の1ドルが実質の価値でいくらになったかは、

 

  1. ドル(通貨):     0.07 ドル
  2. 金     :     1.39 ドル
  3. 短期国債  :   301 ドル
  4. 長期国債  :  1,072 ドル
  5. 株式    :597,485 ドル

 

と驚くべき結果になります。

 

この図をみて、管理人は、株式投資に関する資金投入を増大させました。それまでも、株式投信を継続積み立てしていましたが、いまよりも少額でしたし、資産形成について、ほとんど考えていませんでした。

 

 

4 株式投資を始めました。

 

そこで、いろいろ準備をしてから、2017年に米国株式デビューを果たしました。

2017年は米国株にとって比較的安全な年でしたが、2018年、2019年と変調を来たし始めています。

 

ただし、過去の実績を長期的な視点でみると、株式投資は、上下動を繰り返しながらも、長期的には、(年率)6.0%から7.0%の範囲のようで上昇続けている実績があります。

 

5 これを読んで株式投資に興味が湧いたらトライしてみてほしい。

 

ですから、現在、預貯金のみでの資産形成を継続している読者の方がいましたら、まずは、軽い気持ちで少額株式投資をして見ることをお勧めします。

 

  1. 軽く思って忘れてしまうこと、
  2. 真剣に考えて始めようと決心し、準備を始めること、
  3. 少額でも実際に始めることと(当然ですが、やっぱりやめると言う決断でもOKです)
  4. 更に経験と知識を蓄えて、進んでいくこと

 

と段階がありますので、一歩ずつ投資の世界へ足を踏み入れていくことを応援します。

 

6 お勧めの第一歩の方法

 

お勧めの第一歩の方法は、

 

つみたてNISA(少額非課税投資制度)

 

です。少額(月数100円、月数千円)から、毎月、積み立てていき、値上がり、値下がりの場合の、自分の金銭損得に対する、耐久力、反発力を感じていくことが大事です。

 

各人には、耐久力に大きな差があって、損してもあまりメンタルが破壊されない人と、損すると大きく心に痛みを覚える人がいます。

少額で始めることにより、被害が少ない時点で、ご自分の耐久力がわかりますので、心の隅に置いておいて、自分自身で感じることが重要です。

 

 

www.usa-stocks.com

 

 

2 所感

 

株式投資株式投資信託、バランス型投資信託も含む)をはじめて、資産形成の第一歩を踏み出すお手伝いができればと思って、自分の経験や、思っていることを書いて見ました。

どこの証券会社も、口座開設料金は無料なので、まず、口座開設をすることをお勧めします。

 

1 大手の証券会社(敷居が高い)

 

など

 

 

2 ネット証券(始めやすい)

 

 

など、入り口はたくさんありますので、まず、迷ったら、SBI証券で開設することはいかがでしょうか。

扱いやすい画面や、住信SBIネット銀行との資金の自由な移動などもできますので、お勧めです。

 

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。楠木山人。