米国株　食品・生活必需品小売り　３社の業績比較（ウォルマート、CVSヘルス、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス）

米国の食品・生活必需品小売りについて調べてみました。

営業利益率は低いですが、配当は２％以上出しています。

ウォルマート・ストアーズ
CSVヘルス
ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス
業績比較（３社）

ウォルマート・ストアーズ

　創業1945年。1972年8月上場。

　企業概況

　世界最大の小売りチェーン。主力のスーパーマーケット、会員制および食品スーパーなど展開。1960から1970年代に　エブリデー・ロープライス　を掲げ、徹底したローコスト経営により急成長。海外開拓も積極的で、日本では西友を通じ展開。近年は中国出店を加速、2016年6月には中国ネット通販２位の京東と包括提携。同年１月、米国中心に不採算店舗269店の閉鎖を発表する一方、８月に米ネット通販大手ジェットを買収。17年9月からグーグルと提携し、音声活用のネット販売開始。

同業種内順位（全２３社）

　時価総額　１位

　売上高　　１位

S＆P格付け　AA

株主構成

　　機関投資家　　　　　30.6％

　　事業会社　　　　　　50.8

　　個人・役員　　　　　 0.9

　　その他一般投資家　　17.4％

CSVヘルス

　創業1892年。1952年10月上場。

　企業概況

　米国最大のドラッグストア。2007年に薬局大手のCVSと、薬剤給付管理（PBM）大手のケアマークが経営統合。医薬品販売とPBMや処方箋医薬品給付プランを提供する医療サービスの２本柱。慢性疾患の薬販売やワクチン接種など病院機能を一部代替する。15年８月に長期の介護施設向けPBMのオムニケアを買収。同年末に小売り大手のターゲットから薬局・診療所の運営ゆずり受け。一時的に採算悪化もM＆Aで店舗網拡大を優先。

同業種内順位（全２３社）

　　時価総額　３位

　　売上高　　２位　　

S＆P格付け　BBB+

株主構成

　　機関投資家　　　　　84.5％

　　事業会社　　　　　　ー

　　個人・役員　　　　　 0.1

　　その他一般投資家　　15.3％

ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス

　創業1901年。1934年2月上場。

　企業概況

　大手ドラッグストアチェーンで米国２位。米ウォルグリーンが2014年末に欧州アライアンス・ブーツを買収、店舗は米国内8230店から11カ国約1.3万店に拡大。主力は、処方箋薬の販売で、自社ブランド化粧品　No7　などブーツが強み持つ日曜品や市販薬も扱う。インフルエンザ注射など好採算の医療サービスも提供。当局承認が長引いていた同業全米３位ライト・エイド買収は、対象が全店舗kの半分以下に大幅縮小し、1932店を現金43.7億ドル支払いで決着。2018年春に完了予定。　