page contents

数値に弱いサラリーマンの少額株式投資

米国株式、投資信託、日々の生活などについて発信します。



個別株の売りタイミングの判断について。長期投資するか、即売却するかの考え方

株式の長期保有と売却タイミング。個別株への愛着は害。

 

 

 1 株式は長期保有前提で購入する

 

管理人は、株式を7銘柄とETFを3銘柄保有しています。株式は、NYダウ30種の中から、自分なりに、今後も企業成長および、今後の株価上昇を見込めるだろう、と考えた銘柄から選択しました。この株式の7銘柄を中心に、管理人の資金とにらめっこしながら、投資額を増やし続けていきたいと思っています。また、成長ストーリーが大きく変動しない限り、売却は考えていません。株価下落局面では、むしろ、買い増しするつもりです。

また、ETFは、資産の中心、屋台骨にするつもりで、適宜、購入していきます。ETFの定期買付を利用して、機械的に購入していきます。

 

2 個別株に資金を投じるのは危険なのか

 

1 ランダムウォーク説 とパッシブ投資(インデックス投資

 

バートン・マルキール氏によるランダムウォーク説によると、「市場における株価形成はきわめて効率的であり、プロのファンドマネージャーの運用成績も、チンパンジーが当てずっぽうにウォールストリート・ジャーナルの相場欄にダーツを投げて選んだ銘柄のポートフォリオも、実は大して差がないのだ」などという、衝撃的な言葉が出てきます。

その真偽と、その理論を信頼して行動するかはさておき、ある指数に連動する銘柄を丸ごと買うパッシブ(インデックス)投資の有用性は、ますます、多くの調査で明らかになっています。管理人もパッシブ投資を中心にしています。

 

2 個別株のリスクについて

 

そこで、個別株を買うことは危険が大きいのかということですが、株価の変動(いわゆるリスク)は当然大きいです。マーケットリスク、セグメントリスク、個別リスクを全て引き受けるわけですから、その覚悟が必要です。

悪材料が出ると容赦なく売られ、株価がみるみる下がっていきます。持ち直すのは時間がかかることが多いです。狼狽売りしてしまうこともあるかもしれません。

 

株価が下がっていく最中に、自分自身が考えて厳選したことを思い出し、ストーリーに変更がなければ、株価が回復するのを待ちます。この待つことが重要で、我慢強さが必要です。株価の変動がどうも腑に落ちない場合は、自分が持っていない情報を、他の参加者が知っていて、売り続けていることもあるかもしれませんが、これは分からないので、どうしようもありません。

 

3 個別株の業績ストーリーが崩れたら即売却

 

一方、ストーリーが崩れていれば、売却を視野にいれて、行動します。

管理人は、実際に、ストーリーが崩れたことがわかり、売却した経験がありますが、損失が確定すると苦々しいものです。実際に売却するまでには、まだ、成長ストーリーは続いているのではないかと考え直してみたり、一直線に下がっていく株価を見ながら、少しでも損失を減らすために、上昇するタイミングを測ったりするのですが、あまりうまくいくものではありませんでした。

失敗した後は、頭を冷やして、悪かった結果を振り返り、次の行動を考えます。損失が確定してしまって現金化した資金を、再度、市場に振り込んでいきます。ナンピン買いは危険です。

 

4 株価下落の原因がわからないときは臨機応変

 

個別株式を買うことは、上記のようなリスクがあり、また、株価がに落ち続けていると、重大ななにか情報を知らないのではないかなどと疑心暗鬼になりますが、一旦、待つことも重要です。

昨年のスリーエム(MMM)がそうでした。株価市場全体が軟調なのはわかっていましたが、下げ続ける理由が分からないままでしたが、保持し続けることが良いという判断をしました。その時、たまたま、リセッションがあって、暴落に巻き込まれたら、当時の保持継続をする意思を持ち続けることができたかは、今となってはわかりません。

 

5 個別株自体に愛着を持たないことが重要

 

このように、個別株を買うとその銘柄を中心とした関連情報、セグメント情報に関心が生まれるのですが、市場からある程度の距離を置いてみるようにしていないと、保持している銘柄に対する愛着から、盲目的になってしまう恐れがあります。

管理人は、個別銘柄の商品、サービスなどについて、特段必要がなければ、利用、使用しようしないことにしています。これも、盲目的な愛着を防止する対策です。

投資は恋愛ではありません。

気をつけましょう。 

 

 

 

 最後までお読みいただきありがとうございました。楠木山人。