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数値に弱いサラリーマンの少額株式投資

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【つみたてNISA対応】ハッピーエイジング40ファンド つみたてNISA用アクティブファンド・マザーファンドの銘柄が異色です。ハッピーエイジング40ファンドは3年リターンと5年リターンでベンチマークを上回っている。

つみたてNISA対応のアクティブファンド

 ”ハッピーエイジング40ファンド” 

 

を調べてみました。

 

 

つみたてNISA用の投資信託

 

2018年1月から始まるつみたてNISAの投資信託は、大きく分けると、インデックスファンドとアクティブファンドに分けられますが、

 

ハッピーエイジング40ファンドはアクティブファンドです。 

  

1.ハッピーエイジング40ファンド

損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント)

  2000年7月31日設定

3年 15.45%、5年 61.14%、設定来 52.58%

ベンチマーク 3年 13.63%、5年 58.84%、設定来 69.16%)

 

 

 

 

 

ハッピーエイジング40ファンド

1 ハッピーエイジング40ファンドの商品概要

 

ハッピーエイジング40ファンドの商品概要 信託報酬、純資産、基準価額 ファンドの期間別のリターンなど の一覧表まとめ

 

 

 

外資産複合型。

信託報酬 1.3824%。

純資産 149.5億円。

基準価額 15032円。

リターン 当ファンド ベンチマーク

 1年間:9.94%   10.57%

 3年間:15.45%   13.63%

 5年間:61.14%   58.84%

 設定来:52.58%   69.16%

  

2 ハッピーエイジング40ファンド  

ファンドの目的

 

日本及び世界各国の株式や公社債を実質的な主要投資対象とし、中長期的に信託財産の着実な成長を目標として運用を行います。

 

3 ハッピーエイジング40ファンドの特色

特色1

国内株式・国内債券にとどまらず、世界各国の株式及び債券に積極的に分散投資を行うことによって、リスクを軽減しつつ信託財産の着実な成長と安定した収益の確保を目指します。

 

ハッピーエイジング40の構成比率

 

1 損保ジャパン日本債券マザーファンド  33.01%

2 SJAMスモールキャップ・マザーファンド 15.53%

3 SJAMラージキャップ・バリュー・マザーファンド 15.53%

4 損保ジャパン外国債券(為替ヘッジなし)マザーファンド 14.96%

5 損保ジャパンーTCW外国株式マザーファンド 13.95%

6 ISHARES MSCI EMERGING MKT ETF 4.55%

7 コール・ローン等  2.46%

 

特色2

 

長期的な視点から基準資産配分比率を決定し、当該比率をめどに投資を行います。基準資産配分比率は、次の手順で決定、見直しを行います。

 

1 長期的な視点から、国内外の長期的な過去データに基づく分析と将来に対する見通しに基づいて、各資産毎の長期的期待収益率、標準偏差相関係数等を予測します。

 

 

2 予測した各数値を基に、各ファンドの最適な資産配分比率を求め、基準資産配分比率とします。経済情勢の変化等により長期的な各予測数値に大きな影響があると判断した場合には、基準資産配分比率の見直しを行います。

 

 

ハッピーエイジングのマザーファンドとベビーファンドとの有機的な関係図

 

 

特色3

 

ハッピーエイジング40:国内外の株式の基準組入比率を50%とするファンドです。積極性と安定性とのバランスのとれた運用をお考えの方に適したファンドです。

 

 

特色4

投資目的、投資期間、リスク許容度等に応じて、リスク水準の異なる5種類のファンドからご選択いただけます。ハッピーエイジング40は、株式の基準組入比率を50%とするファンドです。

 

 

ハッピーエイジングシリーズの名称と資産割合(株式、債券の比率)の比較一覧のまとめグラフ ハッピーエイジング40は、株式の比率が50%

 

 

 

特色5

 

各ファンドの運用は、以下の個別資産毎のベンチマークを基準資産配分比率で加重平均したものを総合ベンチマークとし、これを上回る運用成果を目指します。

 

国内株式:東証株価指数TOPIX

国内債券:NOMURA-BPI総合指数

外国株式:MSCIコクサイ インデックス(円換算ベース)

国債券:シティ世界国債インデックス(除く日本、円ベース)

エマージング株式:MSCIエマージング・マーケット・インデックス(円換算ベース)

短期資産:有担コール翌日物

 

 

 

 

運用実績の推移(純資産額と基準価額)グラフ 

 

ハッピーエイジング40の純資産額と基準価額の上昇推移のグラフの詳細

 

 

追記

 

 マザーファンド

 

1 SJAMラージキャップ・バリュー・マザーファンド

 

          当ファンド TOPIX

過去1年間     18.27%  19.69%

過去3年間(年率) 11.63%  8.90%

過去5年間(年率) 19.85%  16.15%

設定来(累積)   107.66% 10.34%

設定来(年率)   6.38%   0.84%

 

業種別構成比率(マザーファンド)

1 銀行業 20.7%

2 輸送用機器 16.1%

3 鉄鋼 14.4%

4 保険業 12.6%

5 機械 6.9%

6 卸売業 6.3%

7 証券・商品先物取引業 5.6%

8 情報・通信業 4.6%

9 海運業 4.2%

その他 8.1%

 

組入上位10銘柄(マザーファンド)

1 本田技研 輸送用機器 8.4%

2 新日鐵住金 鉄鋼 8.0%

3 第一生命HLDGS 保険業 7.7%

4 三菱重工業 機械 6.9%

5 三井住友フィナンシャルG 銀行業 6.7%

6 JFEホールディングス 鉄鋼 6.4%

7 三井住友トラストHD 銀行業 4.7%

8 みずほフィナンシャルG 銀行業 4.6%

9 三菱商事 卸売業 4.3%

10 日本郵船 海運業 4.2%

組入銘柄数 27銘柄

 

2 SJAMスモールキャップ・マザーファンド

        当ファンド TOPIX

過去1年間    25.40% 19.69%

過去3年間(年率)19.19% 8.90%

過去5年間(年率)24.39% 16.15%

設定来(累積)  175.69%  16.73%

設定来(年率)  10.33% 1.51%

 

業種別構成比率(マザーファンド)

1 小売業 18.9%

2 銀行業 9.8%

3 電気機器 7.9%

4 輸送用機器 7.3%

5 医薬品 6.9%

6 その他金融業 6.6%

7 鉄鋼 6.5%

8 卸売業 4.7%

9 サービス業 4.4%

10 その他 25.9%

 

組入上位10銘柄(マザーファンド)

1 ケーズホールディングス 小売業 3.7%

2 シチズン時計 精密機器 3.1%

3 ジーエス・ユアサコーポ 電気機器 3.0%

4 沢井製薬 医薬品 3.0%

5 伊予銀行 銀行業 2.9%

6 青山商事 小売業 2.9%

7 ダイビル 不動産業 2.4%

8 住友倉庫 倉庫・運輸関連業 2.4%

9 東邦ホールディングス 卸売業 2.3%

10 島忠 小売業 2.3%

組入銘柄数 72銘柄

 

3 損保ジャパンーTCW外国株式マザーファンド

 

       当ファンド ベンチマーク

過去1年間    18.80% 16.47%

過去3年間(年率)5.23%  4.25%

過去5年間(年率)17.15% 15.56%

設定来(累積)  95.13% 69.70%

設定来(年率)  3.66%  2.88%

 

業種別構成比率(マザーファンド)

1 情報技術 22.7%

2 資本財・サービス 17.2%

3 金融 15.0%

4 ヘルスケア 10.4%

5 一般消費財・サービス 9.2%

6 素材 6.2%

7 生活必需品 6.0%

8 エネルギー 3.7%

9 不動産 2.7%

10 その他 2.5%

 

組入上位10銘柄(マザーファンド)

組入上位10銘柄は全て、米国株式

 

1 TRANS UNION 資本財・サービス 2.7%

2 ORACLE  CORPORATION 情報技術 2.4%

3 MICROSOFT CORP 情報技術 2.3%

4 AIR PRODUCTS & CHEMICALS 素材 1.8%

5 JP MORGAN CHASE & CO 金融 1.5%

6 IDEX CORP 資本財・サービス 1.5%

7 CITIGROUP INC 金融 1.4%

8 BAXTER INTERNATIONAL INC ヘルスケア 1.4%

9 VISA INC-CLASS A SHARES 情報技術 1.4%

10 CONAGRA BRANDS INC 生活必需品 1.4%

組入銘柄数 211銘柄

 

4 損保ジャパン日本債券 マザーファンド

 

   当ファンド ベンチマーク

過去1年間 0.58% 0.18%

過去3年間(年率)1.89% 1.40%

過去5年間(年率)2.37% 2.08%

設定来(累積) 41.07% 38.65%

設定来(年率) 1.99% 1.89%

 

種類別構成比率(マザーファンド)

1 国債証券 59.1%

2 社債券 31.9%

3 特殊債券 5.6%

 

5 損保ジャパン外国債券(為替ヘッジなし)マザーファンド

 

   当ファンド  ベンチマーク

過去1年間 4.89% 5.16%

過去3年間(年率)-1.22% -1.21%

過去5年間(年率)6.64% 6.70%

設定来(累積) 56.72% 57.31%

設定来(年率) 3.73% 3.76%

 

構成比率(マザーファンド)

1 国債証券 92.38%

2 特殊債券 0.48%

3 コール・ローン等 7.14%

 

全体的な所感

 

日本株式のラージキャップが15.53%とスモールキャップが15.53%、外国株式が14.96%と株式が45%程度を占めています。

ハッピーエイジング30(株式65%程度)に比べて、安定性を重視したマザーファンドの割合になっています。

 

マザーファンドの銘柄構成、ベンチマークに対する優位など

 

マザーファンドの銘柄構成に興味をひきました。スモールキャップとラージキャップに分けた理由はよくわかりませんが、ラージキャップの上位10位内に、鉄鋼2社と、重工業1社を組み入れている点が目を引きました。鉄鋼は、組入業種でも3位で14.4%が、組入られています。アクティブファンドならではの銘柄選択だと関心を引きました。

ラージキャップは、過去1年間では、ベンチマークTOPIX)に負けていますが、過去3年間、過去5年間、設定来のいずれもベンチマークを上回っており、今後の不安定な株価局面でいかにベンチマークを上回るように銘柄選択していくのか、興味深いです。

外国株式は、過去1年間、過去3年間、過去5年間、設定来ともに、ベンチマークを上回っており、非常に良好な成績です。また、資本財・サービスが組入業種2位の17.2%で高い配分にしている特徴があり、よく知らない銘柄もあり、今後、個別に調べていきたいと思います。

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。楠木山人。