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数値に弱いサラリーマンの少額株式投資

米国株式、投資信託、日々の生活などについて発信します。



金融業界再編が続いていることはコスト削減と相互補完により、生き残りを徹底して目指している。

 

1 金融再編が相次いでいる

 

三井住友、大和証券資産運用会社合併へ

 

三井住友フィナンシャルグループ大和証券グループ本社は、系列の資産運用会社を合併させる方向で最終調整に入った。

三井住友アセットマネジメントと、大和住銀投信投資顧問の2社を来春(2019年)をめどに合併させる。規模を拡大して効率的な資産運用につなげる。

合併後の資産運用会社は、公募投資信託の純資産総額(2018年3月末時点)は合計で約5兆2000億円弱に上り、約3兆5000億円の三井住友トラスト・アセットマネジメントを抜いて業界6位になる。一方、大和証券の資産運用子会社の大和証券投資信託委託大和証券グループ内に残す。

(下記の表参照:8位と10位が合併して、6位になる。(4兆8500億円規模))

 

金融業界では、系列を超えた再編が相次いでいる。昨年には、みずほフィナンシャルグループ三井住友トラスト・ホールディングスも企業や年金基金から預かったお金を管理する資産管理銀行を統合することを決めた。

 

運用会社別 国内追加型株式投信の純資産総額

(2017年11月24日時点)

順位 運用会社略称

純資産総額

(億円)

ファンド数

一本あたり

純資産総額

(億円)

1 野村 230753 748 308
2 大和 138855 593 234
3 日興 108772 329 330
4 三菱UFJ国際 87790 683 128
5 アセマネOne 72217 560 128
6 三井住友TAM 34576 258 134
7 フィデリティ 33119 105 315
8 三井住友 27069 262 103
9 ニッセイ 21656 176 123
10 大和住銀 21481 191 112

 出所:QUICK資産運用研究所

 

2 所感

 

金融再編が続いていることは、まだ、体力が残っているうちに、コスト削減を実施しておくということでしょう。 この他にも、2017年11月には、メガバンク3行が揃って大リストラを発表しました(例えば、みずほFGは、2027年3月期末まで10年かけて、1万9000人の人員削減を発表)。

金融業界は生き残りに必死のようです。金融緩和策が続いて、超低金利の状況が続き、金融業界が不調になっています。

あまりに長く、日銀のETF買い入れによる介入が続くと、どこかしらバランスが崩れてくるのでしょうか。日本の株式市場は、官製相場の終わりが近いと(独断で)思っています。

また、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の実際のポートフォリオは、基本ポートフォリオにほぼ一致していますが、いずれ、超高齢社会化により、払い出しが多くなってきますので、株式を少しずつ換金していくでしょう。

 

 

項目 国内債券 国内株式 国債 外国株式 その他

GPIFの

基本ポートフォリオ

35 25 15 25 残り

GPIFの

実際のポートフォリオ

(2017年12月末)

26.67 26.05 14.13 25.08 7.08

 

 

 最後までお読みいただきありがとうございました。