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数値に弱いサラリーマンの少額株式投資

米国株式、投資信託、日々の生活などについて発信します。



徒然草は面白い

徒然草はとても面白い本です。

 

管理人の押す随筆部門第一位です。

 

岩波書店の新訂徒然草を愛読しています。

 

序段を引用します。

 

序段

 

つれづれなるままに、日くらし、硯にむかひて、心に移りゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。

 

 

 

この序段がとても有名ですが、全般的にこの調子という訳ではなく、当時のうわさ話などが、次々でてきます。

評論家や作家などが引用する段は、有名であったり、教訓的であったりするのですが、この本の魅力は、引用の多い、教育的な段、人生訓ではなくて、本当につまらないようなことを書いてある段です。

 

例えば、管理人の好きな段は、

 

第百四十九段

 

鹿茸(ろくじょう)を鼻に当てて嗅ぐべからず。小さき虫ありて、鼻より入りて、脳を食むと言えり

 

 

だからなんだ、というような内容ですが、ところどころに、このような段が出てきます。なんの役にもたたないような話ですが、味わい深いものです。 

管理人の捉える徒然草の魅力は、このような段を面白い段として捉える感性を養うものです。

 

日々の生活から離れて、のんびり気分転換したいときにページをめくってみると、各人それぞれの感性にあった段があると思います。

長期に投資を続けていきたいと思っていますので、緩急の「緩」の部分も大事にした生活を送りたいと思っています。

 

 

次の機会には、教訓的な段を引用してみます。

教訓的な段は、徒然草が現在まで生き残ってきた理由の、兼好法師ならではの世の中の捉え方が満載されており、改めて生き方を考えるきっかけになります。

  

新訂 徒然草 (岩波文庫)

新訂 徒然草 (岩波文庫)

 

 

 

 

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。