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数値に弱いサラリーマンの少額株式投資

米国株式、投資信託、日々の生活などについて発信します。



詰めが大事!! 気を抜かずに 【徒然草】より

最後の詰めがあまくて、それまでの積み重ねがダメになったことはありますか?管理人はあります。

 

徒然草

 

第百九段

 

高名(こうみょう)の木登りといひし男(をのこ)、人を掟てて、高き木に登(のぼ)せて、梢を切らせしに、いと危(あやふ)く見えしほどは言ふ事もなくて、降(お)るる時に、軒長(のきたけ)ばかりに成りて、「あやまちすな。心して降りよ」と言葉をかけ侍(はんべ)りしを、「かばかりになりては、飛び降るとも降りなん。如何にかく言ぞ」と申し侍りしかば、「その事に候ふ。目くるめき、枝危きほどは、己れが恐れ侍れば、申さず。あやまちは、安き所に成りて、必ず仕(つかまつ)る事に候ふ」と言ふ。

あやしき下臈(げらふ)なれども、聖人の戒めにかなへり。鞠も、難き所を蹴出して後、安く思へば必ず落つと侍るやらん。

 

「もう、最も困難なときは過ぎた、後はもう簡単だと思った時が危険」だと、木登り名人が言っていますがその通りだと思います。

投資も同じだと思います。業績を調べて、チャートを確認して、指値を出して、約定するまで気を抜かずに執り行う。

押し目を待って、指値を出していたら、上がってしまい買えなかった事が何度もあります。

 

わかりきった事ですが、勝負は下駄をはくまでわからないとも申します。

 

心に留め置いて、また、明日からやりきります。

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。楠木山人。