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数値に弱いサラリーマンの少額株式投資

米国株式、投資信託、日々の生活などについて発信します。



スリーエム。3M。MMM。ROEが良好、50%超え。営業利益率25%。営業CF/売上高も20%越え。59年間連続増配。株価10年で5倍。S&P格付け AA-。ダウ30採用

高配当、業績優良株の 米国株のスリーエムを調べてみました。

 

スリーエム(MMM)

創業1902年。1946年1月上場。

 

 

企業概況

3M Companyスリーエム)は、アメリカ合衆国ミネソタ州セントポール郊外のメープルウッドに本拠地を置く、世界的化学電気素材メーカーである。この会社の社名は2002年までMinnesota Mining & Manufacturing Co.(ミネソタ・マイニング・アンド・マニュファクチュアリング社)が使用されていたが、その後略称である、3Mを使用した「3M Company」に変更されている。

 

スリーエムは、化学・電気素材を核とした多角経営会社。粘着製品のポストイットなどの消費材で知られるが、電気、電子、ヘルスケア、通信、自動車・交通、オフィス、ホーム&レジャーなど幅広い産業分野に5万5000種に及ぶ製品を提供する。地域別では、売上高の約4割を米国が占めるが、アジア大洋州が3割、EMEA(ヨーロッパ、中東、アフリカ)が2割と世界に広く展開。日本では100%子会社群のスリーエムジャパングループが事業展開する。連続増配銘柄の代表格。

 

スリー・エム(3M Company)は技術会社である。【事業内容】同社は5つの事業区分により構成される。工業事業は自動車の相手先商標製造業者と自動車アフターマーケット、器具、紙と印刷、包装、食品と飲料、建設等の市場にサービスを提供する。安全とグラフィックス事業は人々、施設とシステムの安全、セキュリティと生産性のための市場にサービスを提供する。ヘルスケア事業は診療所と病院、医薬品、健康情報システム、食品の製造と検査を含む市場にサービスを提供する。消費者事業は消費者向け小売業、オフィス・ビジネス・ツー・ビジネス、住宅改善、薬局小売と他の市場にサービスを提供する。

  

3Mは1902年ミネソタ州トゥーハーバーズにて設立。その後州北東部の中心都市で、スペリオル湖港湾都市工業都市として隆盛を迎えていたダルースに本社を移した。現在のメープルウッドに本社を移したのは1906年のことであった。

3Mは世界有数のサイエンスカンパニーであり、多くの経営学者が研究対象として同社を取り上げている。同社をその理論の実例としてあげた書物にはジェームズ・C. コリンズ、ジェリー・I. ポラスの「ビジョナリーカンパニー」やトーマス・J. ピーターズ、ロバート・H.,Jr. ウォータマンの「エクセレント・カンパニー」がある。また日本の経営学野中郁次郎も同社の経営に注目し、著書を執筆している。

同社の経営手法として「15パーセントルール」がある。これは、従業員が勤務時間の15%を日々の仕事にとらわれない活動にあてることを許すというものである。

 

業績概要

 2017年1から6月期は、EMEA地区が弱含みだが、アジア大洋州の販売数量が2桁増と牽引。ラテンアメリカも増勢。製品別では、需要増から電子・エネルギー関連や産業向けの改善が続いた。合理化も効き、増益基調が継続した。17年通期も全世界の需要底堅さを反映し、利益は着実に上向く見通し。

 

業績のまとめ

  

株価 配当利回り

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 S&P格付け AA-

 

同業種内順位(全311社) 時価総額 3位、売上高 9位

 

株主構成

  機関投資家     68.3%

  事業会社        0

  個人・役員       0

  その他一般投資家  31.5%

 

採用インデックス

 ダウ30

 S&P100

 S&P500

 ラッセル1000

 S&Pグローバル100

 

スリーエムの株価チャート

10年間で5倍に株価上昇 

スリーエムの株価チャート10年で5倍

 

 

スリーエムの業績紹介

(単位は百万ドルです)

 

スリーエムの売上高

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 売上は漸増です。

 

 

営業利益 

 

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 営業利益は順調に向上しています。将来も期待できそうです。

 

純利益

  

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純利益も順調に増加しており、長期保有に向く銘柄と思われます。  

 

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営業利益率

 

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 営業利益率は、高く、業績が高位で良好です。

 

資産合計

 

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純資産合計

 

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自己資本比率

  

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営業CF

  

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営業キャッシュフロー/売上

 

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 営業CF/売上は、15%を越えているので優良銘柄です。

 

フリーキャッシュフロー

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潤沢です。

 

 PER

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ROE

 

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非常に高いです。驚くほど高いです(米国で13位)。株主から預かった資本を使い、どれだけ効率よく利益を生み出しているか分かります。

 

ROA

 

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希薄化後1株益、1株当たり配当 (ドル)

  

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 59年間も増配を続けながら、配当余力は十分にあります。 

 

所感 

今のところ、ジョンソンエンドジョンソンの次に、手に入れたい銘柄です。

株価が高いのが難点です。 

 

 

  

最後までお読みいただきありがとうございました。楠木山人。