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数値に弱いサラリーマンの少額株式投資

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原油価格の不安定な動きに注目

2018年12月4日(火)

 

 

 

協調減産が崩れるか?

  

1 原油価格の不安定な動き

 

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6ヶ月間の原油価格変動(ウェストテキサスインターミディエイト)

 

 

カタールが2019年1月にOPEC脱退へ

 

カタールOPECを2019年1月に脱退します。カタールの産油量はOPEC全体の2%にすぎませんが、産油量2%以上の存在感があります。

2016年に合意したOPECと非加盟国のロシアなどとの協調減産では、OPEC議長国として、調整を成し遂げました。

 

 

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2001年からの原油価格変動(ウェストテキサスインターミディエイト)

 (協調減産は2016年からですが、安値圏に戻りつつあります)

 

 

しかし、サウジアラビアアラブ首長国連邦が、「テロ組織支援やイランとの親密な関係」を理由に、昨年、一方的に国交断絶に踏み切りました。サウジアラビアは、カタールの国境や空域を封鎖し、人や物資の往来の制限を続けています。

 

カタールOPEC脱退の理由は、「潜在力の大きい天然ガスに力を注ぎたい」とのことです。

 

実際に、カタールは世界の1割強を占める埋蔵量を持つ巨大なガス田を抱え、液化天然ガスの世界最大の輸出国です。

 

カタールは産油量が少ないですが、OPEC脱退を決めたことで、OPECと非OPEC国との協調減産が乱れる要因となりうるとの推測もあります。

 

2 石油株の値動き

 

エクソンモービルの株価は、2015年〜2016年以来の安値圏です。

 

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エクソンモービル(XOM)の10年株価チャート

 

12月6日(木)のOPEC総会があります。カタールOPEC脱退により、協調減産が崩れる予測が強まり、原油価格が下降するようなことがあり、エクソンモービルの株価が70ドル前半、もしくは、60ドル台まで下がるようならば、買いと思われます。

2018年12月に、資金力があれば少額を買う準備をします。

 

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。楠木山人。