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数値に弱いサラリーマンの少額株式投資

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ジョンソンエンドジョンソン(JNJ)が冴えない・訴訟が重し

1 ジョンソンエンドジョンソンの現在進行中の訴訟

 

1 オピオイド訴訟問題

 

ジョンソンエンドジョンソンのオピオイド系鎮痛薬の濫用問題を巡る裁判が5月28日に、オクラホマ州の裁判所で始まりました。

争点となっている医薬品は「デュラジェシック」と「ヌシンタ」で、常習性が高く過剰摂取による中毒死が多発しているという訴えが裁判の争点となっています。

同様な裁判は、全米で2000件に達しており、オクラホマ州の裁判の結果が、今後、他の同様な裁判の行方に影響を与える可能性があります。

 

米国疾病管理予防センター(CDC)によると、2017年のオピオイド中毒による死者数は、過去最高の4万7600人にも上ります。これは医薬品中毒死全体の67.8%を占め、1日に130人以上が死亡したことになると発表されています。

 

2 ベビーパウダーに有害物質

 

その他にも、ベビーパウダーに有害物質(アスベスト)が含まれていたとの疑いと、ジョンソンエンドジョンソンがその情報(事実)を知りながら対策を講じなかったとの訴えがあります。この訴訟も数千件規模の大規模訴訟になっています。

 

2 ジョンソンエンドジョンソン(JNJ)の株価が軟調

 

ジョンソンエンドジョンソンの2年間株価チャート。2年間はほぼ横ばいで低迷中

ジョンソンエンドジョンソンの2年間株価チャート

 

この2年間株価が冴えません。

2018年年初の暴落は、決算が予想を下回ったため大きく売られました。また、2018年末の暴落は、米国市場全体がクリスマスに暴落したときに、売られました。 

 

訴訟が長引く、また、更には、裁判の結果、莫大な賠償金を支払うことになれば、大きく売られるでしょう。訴訟件数が何千件という単位なので、賠償金も巨額になる可能性があります。

行方を見守りたいと思います。

 

場合によっては、適当なタイミングで売ることも考えています。 

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。楠木山人。