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貯蓄の多さと、貯蓄・負債との比較!! 2017年の家計貯蓄・負債の状況調査まとめ(貯蓄・負債編)貯蓄階級別!(総務省統計局の資料からの抜粋)

 

2017年の家計調査報告(貯蓄・負債編)

平成29年(2017年)平均結果 (二人以上の世帯)

 

1 世帯属性別にみた、貯蓄・負債の状況

 

1 貯蓄現在高五分位階級別

 

1 全体 

 

二人以上の世帯について貯蓄現在高五分位階級別に1世帯当たり貯蓄現在高をみると,貯蓄現在高が最も低い第1階級が107万円,貯蓄現在高が最も高い第5階級が5397万円となっている。

 

貯蓄現在高五分位階級とは、

 

貯蓄現在高の低い方から高い世帯へと順に並べて5等分したもので,低い方から第 I(1),第Ⅱ(2),第Ⅲ(3),第Ⅳ(4),第Ⅴ(5)の(五分位)階級という。

 

 

図3−3−1 貯蓄現在高五分位階級別貯蓄・負債現在高(二人以上の世帯)2017年

 

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 表3−3−1 貯蓄現在高五分位階級別貯蓄・負債現在高(二人以上の世帯)2017年
階級 貯蓄現在高範囲(万円) 貯蓄現在高(万円) 負債現在高(万円) 貯蓄現在高ー負債現在高(万円) 年間収入(万円)
平均   1812 517 1295 617
           
第1階級  〜283万円 107 657 ▲550 505
第2階級 283〜716  488 740 ▲252 589
第3階級 716〜1419  1034 577 458 620
第4階級 1419〜2852 2037 366 1671 647
第5階級 2852〜 5397 244 5153 727

 

第一階級と第二階級は、負債現在高が、貯蓄現在高よりも多い。また、第五階級は、「貯蓄現在高ー 負債現在高」が5153万円であり、他の4階級よりも、飛び抜けて多い。

 

図3−3−2 貯蓄現在高五分位階級、貯蓄の種類別貯蓄現在高の構成比(二人以上の世帯)2017年

 

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表3−3−2 (比率)貯蓄現在高五分位階級、貯蓄の種類別貯蓄現在高の構成比(二人以上の世帯) 2017年  
等級 収入範囲(万円) 年間収入(万円)  通貨性預貯金 定期性預貯金 生命保険など 有価証券 金融機関外
平均   617 24.4 39.3 20.8 13.6 2.0
               
第1階級 〜283 505 48.6 25.2 20.6 1.9 2.8
第2階級 283〜716 589  38.1 32.2 23.4 3.3 2.9
第3階級 716〜1419 620 31.7 35.4 23.8 5.8 3.3
第4階級 1419〜2852 647 25.7 40.0 22.5 9.0 2.7
第5階級 2852〜 727 20.8 40.7 19.3 17.9 1.4

 

 

貯蓄の種類別貯蓄現在高の構成比をみると,

通貨性預貯金は第1階級が48.6%と最も高く,第5階級が20.8%と最も低くなっている。

定期性預貯金は第5階級が40.7%と最も高く,第1階級 が25.2%と最も低くなっている。第1階級から、収入が多くなるにつれて、割合が大きくなっている。

有価証券は第5階級が17.9%と最も高く,第1階級が1.9%と 最も低くなっている。

 

表3−3−3 (金額)貯蓄現在高五分位階級、貯蓄の種類別貯蓄現在高の金額(万円)(二人以上の世帯)2017年

 

等級 収入範囲(万円) 年間収入(万円)  通貨性預貯金(万円) 定期性預貯金(万円) 生命保険など(万円) 有価証券(万円) 金融機関外(万円)
平均   617 442 712 377 246 36
               
第1階級 〜283 505 52 27 22 2 3
第2階級 283〜716 589  186 157 114 16 14
第3階級 716〜1419 620 328 366 246 60 34
第4階級 1419〜2852 647 524 815 459 184 55
第5階級 2852〜 727 1121 2194 1043 966 73

 

 

2 所感

貯蓄現在高と、貯蓄現在高、負債現在高を比較してみました。

貯蓄現在高の5階級別に、貯蓄現在高のまとめ、種類別の貯蓄残高割合、または、種類別の貯蓄残高金額(万円)を比較すると、貯蓄高の全体的なイメージが掴みやすい。

第五階級が飛び抜けて貯蓄現在高を保有している。第五階級の特徴的な割合は、通貨性預貯金が少なく、有価証券が多いことである。金額(万円)で比較すると、どの種類でも圧倒的に大きな金額を保有している。

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。楠木山人。